木村 忠雄

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関東鉄道OB。

ボンネットバスの時代から高度経済成長期、常磐自動車道の開通、つくば万博と、業界の大きな転換期を現場で経験してきた大先輩。

現役時代は「水戸一の運転士」と称され、多くの運転士たちの憧れの存在だった。

西谷の指導員でもあり、その技術と姿勢は今もなお受け継がれている。

現在は水戸市内で庭いじりをしながら、穏やかな日々を過ごしている。

免許はすでに返納しているが、長年のマラソン習慣で足腰は健在。

時折ふらりと路線バスに乗りに現れることもある。

三人兄弟の次男。

兄はかつて予科練に志願し、終戦により飛ぶことなく戦後を迎えたが、その後は日本を代表する大企業で成功を収め、現在は土浦で農業を営む。

妹は教育委員や議員として活動する傍ら、予科練の研究を続けている。

木村自身の現役時代は定年年齢が現在よりも早く、結果として弟子である西谷の方が乗務歴は長くなっている。

西谷がロシア人の妻と結婚したと聞いた際には、「面白いやつが来たな」と楽しむような柔らかな一面も持つ。

特別なマニアではないが、関東鉄道への愛着は深く、

バスや鉄道のグッズ、ノベルティに至るまで自宅に大切に収蔵している。

仕事と会社を人生の軸として大切にしてきた、昔ながらの仕事人。

その生き方そのものが、後進たちにとっての指標となっている。