高橋 剛(たかはし つよし)63歳
ジェイアールバス関東の運転士。
佐藤とはメガライナー時代からの顔馴染みで、待機場所で会えば自然と会話に花が咲く、話好きのベテラン乗務員。
東京駅から東名高速の「ドリーム号」に乗務する行路もあり、多くの高速バスと乗務員を見てきた。話好きで、佐藤と同じく顔が広く、勝則とも面識がある。
佐藤から、勝則の娘が運転士として関東鉄道に入社した話を聞き、それ以来、いつ高速バスに来るのか気になって仕方がない。
面倒見がよく、気に入った若手にはお守り代わりにバスのネクタイピンを一つくれる。
自宅には、長年集めたバスのネクタイピンが500セットもあるという筋金入りのコレクター。しかし関鉄の現行高速バスのストックはなく、かといって希少な旧型をあげても、ちなつがその車両を知らなければ意味がないと悩んでいる。それでも、佐藤の姪っ子同然と聞いているだけに、ここはひとつ、とっておきのコレクションを渡すのもありだと密かに考えている。
岩屋も佐藤から紹介されており、珍しいネクタイピンを物々交換したことがある。その時、岩屋もなかなか珍しいものを出してきたため、高橋は岩屋のことを完全に趣味仲間だと認識している。
岩屋としては、ネットや雑誌でしか見たことがない車両に実際に乗務していた経験談を聞けるため、高橋を見かけると鼻息荒く寄ってきて質問攻めにする。高橋はそれにも嫌な顔ひとつせず、昔の車両や道路の変化、最近気になっている道路情報などを丁寧に教えてくれる。
高橋は、話しやすい性格から各地の「バスファンが高じて乗務員になった若者」たちにも慕われており、他社の事情や乗務員の情報にもかなり詳しい。
昭和・平成・令和の日本を、つばめマークの高速バスで走り抜けた大ベテラン。